2006年 03月 20日
ミュージカル…
週末、2本のミュージカルを観てきました☆
まず土曜日は、話題となっている韓国ミュージカル『ジキル&ハイド』を観て来ました。ラッキー♪なことに、招待券をいただきましたのでウキウキで出かけましたよ~。
『ジキル&ハイド』は今回が初めてだったので、何となくしか内容を知らない…でもって韓国語なので、舞台の両サイドにある字幕を見ながら観ている。そんな状況にも拘らず、とっっっっっても良かったよ~~~~!!!
なんて言うんでしょうか。パワーが全然違ってガンガン前に来る感じ。メインキャストはもちろん、モブにいたるまで歌が上手。もちろん多少の差はありますが、日本のミュージカルと違ってどの人も歌、芝居が上手です。演劇に力を入れているというだけあります。
作品は、知っている人も多いと思いますが、ジキル博士が人間の中の人格を薬で分けることが出来ると信じ、自分に薬を使うことで、ハイドが生まれる(今で言う二重人格になる)というストーリー。そこへ美しい二人の女性が絡んでくるわけですが…。このヒロイン二人が素敵でした。一人はジキル博士の婚約者エマ。美しく清楚でジキル博士を信じ、愛を貫く女性。そして娼婦のルーシー。ジキル博士に惹かれながらも、ハイドに与えられる快楽から逃れられない…悲しい女性。
大体正統派ヒロイン(エマ)って言うのは、声が細かったりして頼りないものですが、とんでもない!!
声がしっかり出ていて、ソプラノだって鍛えれば太い声が出るんだってことを証明していました。美しかったしね。で、対するルーシーは、ハスキーな声。対比はどこも同じですね。こういう役はやっぱりハスキーな声の人がやるものなんでしょうか。その方が色気もグッと出るし。一緒に観に行った母はルーシーの方がお気に入りのようでした。パワーあふれる歌と芝居と踊りを魅せてくれました。
そして今回の主役、ジキル&ハイド!!
もちろん一人二役な訳ですが、途中まではジキルのみ。自分の正義を信じ貫こうとする男。好青年として演じるので、母は途中まで『恥ずかしかった』と言っていました。私としても、ただのカッコいいお兄さんにはたいして興味もわきませんでした。が!!
ハイドになった途端、二人して態度が一転(笑)。カッコいいのですよ~、ハイドが☆
やっぱりどこか悪い男に惹かれる部分があるのでしょうか。変身したら何倍もかっこよく見えてしまった。髪を解くだけなんだけど、全然違うのです。声ももちろん、歩き方とか喋り方とか。ラストの方にジキルとハイドで、どんどん性格が入れ替わりながら歌を歌うシーンがあるのですが、そこ到ると筋肉の動きまで違って見える。圧倒されました。照明も変るんだけど、それだけじゃないんだなぁ。
ラストは割とあっさり終わってしまいましたが、全体を通しては凄く良い作品でした!!
(日本版がちょっと気になるなぁ)
さて、日曜日はがらっと変って宝塚の『ベルサイユのバラ~フェルゼントマリーアントワネット編』を観てきました。
人生初の生宝塚!!
一度は観ておきたいなと思っていたので、チケット取れて良かったです。原作はもう何度も漫画などで読んでいるので内容は大体知っていましたが、あの煌びやかな衣装を見ると圧倒されますね~…。
でも正直、衣装や舞台にお金がかかっているのはよくわかりましたが、今回一度きりで充分かなと思いました。普段自分の観ているものとはあまりに違って、ちょっと大変でした。
一緒に観に行った友達が『これは伝統芸能なんだよ!』と言いました。…確かにその通り。そう観るのなら楽しめるかもしれません。塚独特の喋り方とか歌い方とか、普通の演劇とかミュージカルというのとは全然違うものなんですね。決して芝居は上手くないし、声を作っているのでそればかりが耳につく。喋り方がすっごく不自然。でも、他の伝統芸能と同じで『そういうものなんだ』と思ってみればこれだけ長く続いてきた理由もわかります。斬新なことはないので、期待する宝塚の芝居を、観客はいつでも見ることが出来る。裏切られることはない。そういう意味では固定のファンがつきやすいのですね。幼い頃とかに見ていたら憧れたりしたかも。
これはこれで楽しい時間を過ごせました。
…でも、日本のミュージカルがもっと実力をつけるためには、もっと本物のミュージカルやお芝居をどんどん普通の観客に観て欲しいなぁと思いました。宝塚は満席なのにジキル&ハイドは空席があった…もったいないことです。
まず土曜日は、話題となっている韓国ミュージカル『ジキル&ハイド』を観て来ました。ラッキー♪なことに、招待券をいただきましたのでウキウキで出かけましたよ~。
『ジキル&ハイド』は今回が初めてだったので、何となくしか内容を知らない…でもって韓国語なので、舞台の両サイドにある字幕を見ながら観ている。そんな状況にも拘らず、とっっっっっても良かったよ~~~~!!!
なんて言うんでしょうか。パワーが全然違ってガンガン前に来る感じ。メインキャストはもちろん、モブにいたるまで歌が上手。もちろん多少の差はありますが、日本のミュージカルと違ってどの人も歌、芝居が上手です。演劇に力を入れているというだけあります。
作品は、知っている人も多いと思いますが、ジキル博士が人間の中の人格を薬で分けることが出来ると信じ、自分に薬を使うことで、ハイドが生まれる(今で言う二重人格になる)というストーリー。そこへ美しい二人の女性が絡んでくるわけですが…。このヒロイン二人が素敵でした。一人はジキル博士の婚約者エマ。美しく清楚でジキル博士を信じ、愛を貫く女性。そして娼婦のルーシー。ジキル博士に惹かれながらも、ハイドに与えられる快楽から逃れられない…悲しい女性。
大体正統派ヒロイン(エマ)って言うのは、声が細かったりして頼りないものですが、とんでもない!!
声がしっかり出ていて、ソプラノだって鍛えれば太い声が出るんだってことを証明していました。美しかったしね。で、対するルーシーは、ハスキーな声。対比はどこも同じですね。こういう役はやっぱりハスキーな声の人がやるものなんでしょうか。その方が色気もグッと出るし。一緒に観に行った母はルーシーの方がお気に入りのようでした。パワーあふれる歌と芝居と踊りを魅せてくれました。
そして今回の主役、ジキル&ハイド!!
もちろん一人二役な訳ですが、途中まではジキルのみ。自分の正義を信じ貫こうとする男。好青年として演じるので、母は途中まで『恥ずかしかった』と言っていました。私としても、ただのカッコいいお兄さんにはたいして興味もわきませんでした。が!!
ハイドになった途端、二人して態度が一転(笑)。カッコいいのですよ~、ハイドが☆
やっぱりどこか悪い男に惹かれる部分があるのでしょうか。変身したら何倍もかっこよく見えてしまった。髪を解くだけなんだけど、全然違うのです。声ももちろん、歩き方とか喋り方とか。ラストの方にジキルとハイドで、どんどん性格が入れ替わりながら歌を歌うシーンがあるのですが、そこ到ると筋肉の動きまで違って見える。圧倒されました。照明も変るんだけど、それだけじゃないんだなぁ。
ラストは割とあっさり終わってしまいましたが、全体を通しては凄く良い作品でした!!
(日本版がちょっと気になるなぁ)
さて、日曜日はがらっと変って宝塚の『ベルサイユのバラ~フェルゼントマリーアントワネット編』を観てきました。
人生初の生宝塚!!
一度は観ておきたいなと思っていたので、チケット取れて良かったです。原作はもう何度も漫画などで読んでいるので内容は大体知っていましたが、あの煌びやかな衣装を見ると圧倒されますね~…。
でも正直、衣装や舞台にお金がかかっているのはよくわかりましたが、今回一度きりで充分かなと思いました。普段自分の観ているものとはあまりに違って、ちょっと大変でした。
一緒に観に行った友達が『これは伝統芸能なんだよ!』と言いました。…確かにその通り。そう観るのなら楽しめるかもしれません。塚独特の喋り方とか歌い方とか、普通の演劇とかミュージカルというのとは全然違うものなんですね。決して芝居は上手くないし、声を作っているのでそればかりが耳につく。喋り方がすっごく不自然。でも、他の伝統芸能と同じで『そういうものなんだ』と思ってみればこれだけ長く続いてきた理由もわかります。斬新なことはないので、期待する宝塚の芝居を、観客はいつでも見ることが出来る。裏切られることはない。そういう意味では固定のファンがつきやすいのですね。幼い頃とかに見ていたら憧れたりしたかも。
これはこれで楽しい時間を過ごせました。
…でも、日本のミュージカルがもっと実力をつけるためには、もっと本物のミュージカルやお芝居をどんどん普通の観客に観て欲しいなぁと思いました。宝塚は満席なのにジキル&ハイドは空席があった…もったいないことです。
by gogomk2003
| 2006-03-20 18:00
| 観劇感想